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名古屋スズキバイオリン製のスリーエス W-400の出品です。
名古屋スズキバイオリンは日本製アコースティックギターの先駆けのメーカーですが、1980年代にギター生産から撤退し、その後ビンテージとして価値が上がっている状況でしたが、一昨年約35年ぶりにドレッドノート型のアコースティックギターW-450がリニューアル復刻版として製作・販売が開始されました。Three S 贔屓としては、うれしい出来事でした。
当時のモデルにW-450というモデルはありませんでしたので、W-400とW-500の中間といったモデルの位置づけでしょうか?W-450の価格は88000円でした。しかし、仕様はほぼそのままでW-460にリニューアルされ、価格は110000円に改定されました。勝手な私の推測ですが、最近の物価上昇で値上せざるを得なかったのではと思います。
さて、今回出品のW-400です。
ロゴが旧タイプで、新しいロゴの物との一番の違いはデカいヘキサゴンインレイが1フレット目から入っています。
つまり、D-45ルックっていう事です。
トップの廻りぐるりとトップの指板廻りにも貝細工が施され、サイドのトップ側・バック側にも貝細工で飾られて、D-45を意識しています。バックは3ピースで材の間も貝細工が入ってて豪華な仕様になっています。
トップは単板で、すごく良い杢目のスプルースが使用されています。
ニューロゴになった後期のW-400のカタログには、ジャーマンスプルース単板トップと記載されています(写真10)
写真10の説明文には
「ドレッド・ノート・モデルならではの力強いサウンドにゴージャスな仕上げが加わった、Three S のプロフェッショナル・ギターがW400です。
十分に乾燥し、セレクトされたジャーマン・スプルース単板・トップに、ローズウッドの3・ピース・バックが絶妙にマッチし、
澄んだ高音と深味ある低音を創りだします。」
との記述があります。
前期のカタログが見つからないので断言できませんが、とても良い杢目なのでジャーマンスプルース可能性が高いと思います。
1970年代の4~5万円の中級機で、ジャーマンスプルースの単板を採用したのはThree Sギターだけではないでしょうか?
ジャーマンスプルースはかなり値が張り、アディロンに次いで高価な材で、最近は楽器に使えるグレードのジャーマンスプルースは年々希少になっていると言われています。ドイツ松は古くからバイオリン、ピアノの響板などに使われていた、とても歴史のあるトーンウッドです。
名古屋スズキバイオリンは、日本で最初に弦楽器を制作し、フォークブームでアコースティックギターが飛ぶように売れていた時代でも、一台一台丁寧に誠実なギター作りを最後まで貫いたメーカーです。
本機のネックジョイントは高い技術を必要とする、Martin D-45と同じダブテイルジョイント(あり溝継ぎ)です。
ネックのシリアル番号は読めませんが、わずかに75から始まる数字に見えるので1975年製と推察されます。
サイド・バックはローズ合板という仕様ですが、50年近くのエイジングもあり、合板を感じさせないようによく鳴ります。
ストロークするとお腹にビンビンくるくらい。
サウンドホールの二重のアバロンインレイやべっ甲タイプの厚めのピックガード、ロトマチックチューナーなど贅沢な作りとなっています。
残念な点は、ネックヒールが割れています。(写真7・8で確認できます)
また、トップセンターシームに沿って割れがあります。(写真2)
それ以外は大きな傷もなく、キレイな状態です。
大変珍しい事に当時の保証書が残っています。
弦高は6弦側約2.5mm、1弦側約2.2mmです。
ナット幅約43mm
スケールは約645mm
サドル高は6弦側約3.0mm、1弦側約3.0mmです。
弦などの消耗品は、落札者様でご用意願います。
ハードケースに入れてプチプチで梱包して発送します。
ハードケースは古い物で、輸送用とお考えください。
梱包材はリサイクル材も使用します。ご理解お願いします。
※中古品である事をご理解頂き、当方に瑕疵があったとしても、ノーリターン・ノークレームをお約束できる方のみご入札をお願いします。
※お取引のご連絡は2日以内、入金は3日以内にお願いいたします。ご連絡を頂けない場合、落札者都合でキャンセルさせて頂きます。
マイナス評価の多い方の入札は、評価の内容により、入札削除をする場合もあります。
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