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サイズ:横幅約47.2㎝×奥行約24.8㎝×高さ約11.5㎝
(多少の誤差が生じる場合があります。ご了承ください。)

有名愛石家旧蔵石 矢掛石(台座箱布付) 遠山石 の紹介です。
 矢掛石は岡山県小田郡美星町を流れる星田川と美山川の上流地域に産する濃緑色の転石で、古くから盆石または庭石として愛用されています。名産佐治川石と並んで、皺芸の見事さで、水石愛好家垂涎の産石ですが、本石は、遠望する稜線の美しさ、山容全体に感得できる山肌に見える同産ならではの揺れ動くような皺線と、これ程までに美しい山並みを呈する遠山石は稀有の存在といえます。硬質で叩けばキーンと音がするほどの金属音を発し、底部の加工以外、台上の石相には一切の人為はありません。
 旧蔵者は国風盆栽展に数十回入選している千葉県在住の盆栽古老大家で、本石はご自身が旧知であった名門盆栽園香樹園旧蔵の逸品として、数年前の日本盆栽協同組合の大オークションに出品され、競合の末、入手することができました。
 
名門盆栽園「香樹園」とは
 明治・大正・昭和にわたって盆栽界をリードした3大園の一つに上げられる「香樹園」。初代園主「鈴木孫八」は水戸徳川の上屋敷後楽園庭園(現在の小石川後楽園)の花卉(かき・花の咲く草、観賞用に栽培する植物)を担当し、徳川慶喜にも可愛がられました。明治元年、芝公園東照宮の西端に「公園花屋敷」と言う名で草花盆栽の店を開き、伊藤博文、大隈重信などそうそうたるメンバーが来遊しました。その後、ここを弟に譲り、同4年、駒込団子坂に店を開き文人植木の育成に勤しみました。

 当時の後援者が薩摩藩主の島津家、長州藩の毛利家といった大大名家であり、同6年、津藩主藤堂家のすすめで本所横綱町(現在の墨田区)に移り、藤堂家の下屋敷の一部を借り面積600坪で「花屋敷」を開設しました。盆栽通の伏見宮殿下もお忍びでやってきたり、先の伊藤博文や有名な実業家や奥蘭田らの煎茶と盆栽家もやって来て陳列場はあたかも社交場のようであり、雪城という画家の「香樹林」と題する軸を気に入り「香樹園」と自らを名乗るようになりました。二代目園主村田利右衛門は 明治二十九年月刊誌「盆栽雅報」を発行するなど盆栽・水石の普及に務めました。

 圭司氏の父、三代目香樹園園主村田憲司氏は、東京盆栽組合(日本盆栽協同組合の前身)の組合長、(社)日本盆栽協会理事、日本水石協会理事などを歴任、水石のバイブルともいわれている『日本水石名鑑』や『盆栽鉢と水石』など著書は多数で、戦後の盆栽・水石界の復興に尽力されました。

 香樹園4代目の圭司氏は大正15年に村田憲司氏の長男として生まれ、昭和39年樹石社を創立。月刊『盆栽世界』、水石月刊誌『樹石』の初代編集長として、水石、盆栽の普及に従事しました。『盆栽鉢と水盤』『趣味の水石百科』など著書は多数で、盆栽を幅広い層に広め、昭和の盆栽・水石ブームを牽引されました。月刊『盆栽世界』は現在も発行されており、圭司氏の精神は変わらず次世代へと引き継がれています。

 
 
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☆古物商許可証、第421200000810号  群馬県公安委員会
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